第80回中国四国植物学会大会が,日本動物学会中四国支部および日本生態学会中四国地区会と合同で,2024年5月11日(土)-12日(日)の両日,岡山大学で開催された(大会ホームページ https://sites.google.com/view/sangakkaiokayama2024)。

参加者は,3学会で計255名であり,中国四国植物学会の参加者は51名であった。

中国四国植物学会関連として,ポスター発表20演題,口頭発表 11演題であり,発表題目と発表者は下記の通りである。事前にエントリーされた演題の中から選ばれたポスター発表3件,口頭発表 1件に対し,優秀発表賞が授与された。

なお,並行して3学会合同の公開シンポジウムならびに高校生による動物・植物・生態の各分野における研究ポスター発表ならびに優秀発表表彰が行われた。

総会においては,高橋裕一郎先生を議長として進められ,庶務報告として2023年事業報告,2024年事業計画,会員数の状況,日本植物学会代議員報告(池田代議員)が行われた。 審議事項として2023年決算,2024年予算,次期大会開催地,さらに,三学会所属会員数の減少に伴う今後の開催地の選定のあり方や開催方法について,2026年開催候補地である鳥取県の現状とその対応策の報告(山口会長)と共に議論が行われた。

なお,2025年の81回大会開催地は愛媛県として,2026年の82回大会の開催候補地は鳥取県として承認された。また、佐久間愛媛県幹事より大会準備状況の報告が行われ、2025年5月17-18日に対面方式で開催予定であることが報告された。

[ポスター発表]

  • 植物におけるストレプトマイシン感受性の再評価と選抜マーカーとしての利用
  • ○三木葵葉,島谷真奈,秋山樹菜,小林括平,賀屋秀隆(愛媛大・農)

  • ヘキソサミン異化経路導入シロイヌナズナにおけるグルコサミン類及びそのポリマーの影響
  • 高里若葉1, 井上ちはる1, 小畠広之1, 西脇寿2, 〇佐藤康3 (1愛媛大・理,2愛媛大・院・農,3愛媛 大・院・理工)

  • 高温条件における膜交通制御に対するHSP顆粒の役割
  • ○下山 詩結1, 市川 芽依2, 山本 祐規子2, 岩永 廣子2, 三浦 信恵2, 笹部 美知子3, 大谷 美沙都 4, 渡邊 雄一郎5, 今見 考志6, 武井 敬仁2, 濱田 隆宏1,2(1岡山理科大・院・理工学, 2岡山理科 大・理, 3弘前大・院・農学生命, 4東京大・院・新領域, 5東京大・院・総合文化, 6理研・IMS)

  • 高温順化させたシロイヌナズナでのP-bodyとヒートショックタンパク質のライブイメージング解析
  • ○西 柚季1,市川 芽依2,山本 祐規子2,岩永 廣子3,三浦 信恵2,笹部 美知子4,大谷 美沙都 5,渡邊 雄一郎6,今見 考志7,武井 敬仁3,8,濱田 隆宏1(1岡山理科大学・院・理工,2岡山理科 大学・理,3岡山理科大学・生命科学,4弘前大・院・農学生命,5東京大・院・新領域,6東京大・ 院・総合文化,7理研・IMS,8東京大学・院・理)

  • シロイヌナズナにおける微小管付随タンパク質MOR1の重要性とC末端天然変性領域の機能解析
  • ○溝手 一生1,清水大樹1,伊藤瑞季1,菅野茂夫2,武井 敬仁3,濱田 隆宏1,3(1岡山理科大・ 院・理工,2産業技術総合研究所,3岡山理科大・生命科学)

  • シロイヌナズナphyBに存在するN末端天然変性領域の解析
  • 三浦智也1,高村咲希2,武井敬仁2,椎名伸之3,長谷あきら4,○濱田隆宏1,2(1岡山理科大・院・ 理,2岡山理科大・理,3基生研,4京都大・院・理)

  • スギナ栄養茎からの発芽・発根を制御する要因の解明
  • ○内田智尋1,佐久間洋2,加藤大貴2 (1愛媛大・理, 2愛媛大・院・理工)

  • 核内タンパク質DAYSLEEPERの機能解析
  • ○弘 将義1,安藤 広記1,野澤 彰2,小迫 英尊3, 澤崎 達也2, 深澤 壽太郎1(1広島大・院・統 合生命, 2愛媛大・PROS, 3徳島大・先端酵素研)

  • DELLA と相互作用する概日時計因子の機能解析
  • ○山下洋人1,安藤広記1,野澤彰2,小迫英尊3,澤崎達也2,深澤壽太郎 (1広島大・院・統合生命, 2愛媛大・院・PROS, 3徳島大・先端酵素研)

  • アレロパシーについて (Allelopathy)
  • ○藤村明梨 (岡山理科大学付属中学校)

  • 広島県宮島におけるニホンジカの食性に関する研究
  • ○ファン=クイン=チ1,盛 沢鵬1,中原-坪田美保2,坪田博美1,3(1広島大・院・統合生命, 2千葉中 央博・共同研究員, 3広島大・瀬戸内CNセ・宮島)

  • 松枯れ跡地の植生の経年変化に関する基礎研究―広島県廿日市市宮島の例―
  • ○中村 創1,坪田博美1,2(1広島大・院・統合生命,2広島大・瀬戸内CNセ・宮島)

  • 葉緑体DNA配列にもとづくカラヤスデゴケ(Frullania muscicola Steph.)の種内変異(予報)
  • ○長涼平1,坪田博美1,2(1広島大・院・統合生命, 2広島大・瀬戸内CNセ・宮島)

  • オオムギうどんこ病菌による色素体の分化
  • ○八丈野孝1,在間玄香1,鮎川侑1,鈴木智子2,小林括平1,藤井祥3,岩瀬哲4,久野裕5,松島良 5,小林康一6,永田典子7(1愛媛大・院・農, 2名古屋大・遺伝子実験施設, 3弘前大・農生, 4理 研・CSRS, 5岡山大・植物研, 6大阪公大・理, 7日本女子大・理)

  • MLOはオオムギうどんこ病菌侵入時におけるカルシウムイオンの流動に関与するのか
  • ○藤川弦音1,小出陽菜1,小林括平1,吉田健太郎2,久野裕3,八丈野孝1(1愛媛大・院・農, 2京 都大・院・農, 3岡山大・植物研)

  • オオムギうどんこ病菌エフェクターAPEC1は宿主のグリコール酸オキシダーゼと相互作用する
  • ○高橋力1,小出陽菜1,小林括平1,吉田健太郎2,久野裕3,八丈野孝1(1愛媛大・院・農, 京都 大・院・農, 岡山大・植物研)

  • 青枯病菌アンキリンリピートエフェクターclone100の植物における機能解析
  • ○池村優太郎1, 眛鑠結1, 土屋慧宜1, 枝木美樹1, 北村理人1, 吉岡博文2, 秋光和也1, 市村和也 1 (1香大農, 2名大院農)

  • シロイヌナズナRNAヘリカーゼSMN2/HEN2の植物免疫における標的RNAの同定
  • ○小康裕1,高木桃子2, 白須賢3,市村和也1 (1香川大・農, 2東大・院総合, 3理研CSRS)

  • シロイヌナズナsmn2/hen2 変異体におけるNLR 遺伝子SMN1/RPS6 の機能欠損の原因解明
  • ○瀬越加奈子1, 川人恵理香2, 永井鈴奈2, 高木桃子3, 秋光和也2, 白須賢4, 市村和也2(1香川 大・農, 2香川大・院・農, 3東大・院・総合, 4理研・CSRS)

  • 植物の器官全体を対象としたwhole-mount FISHによる染色体動態と細胞成長の関連の解析
  • ○菊池涼夏1,坂本卓也2,3,松永幸大4,杉山宗隆5,檜垣匠6,岩元明敏7(1山口大・院・創成学, 2神奈川大・理,3東理大・理工,4東大・院・新領域,5東大・院・理,6熊本大・院・先端科学, 7神奈川大・理)

[口頭発表]

  • AGAMOUSオルソログであるHvMADS58が担うオオムギの花器官形成
  • ○中村光希1,久野裕1,2,池田陽子1,2(1岡山大・院・環境生命自然,2岡山大・植物研)

  • 内在cis-elementへの直接変異導入によるシロイヌナズナFT遺伝子の発現制御メカニズムの解明
  • ○大野 奈津美1,三木 葵葉1,山本 真結香1,𠮷田 晟人1,根岸 克弥2,遠藤 真咲3,小 林 正樹4,小林 括平1,土岐 精一5,6,阿部 光知7,賀屋 秀隆1(1愛媛大院・農,2農研 機構・果茶研,3農研機構・生物研,4国際農水研・林業領域,5龍谷大・農,6横浜市大・ 生命ナノ/横浜市大・木原生研,7東大院・総合文化)

  • 植物におけるPDS5C/Eによる新たな遺伝子発現制御機構の発見
  • 〜気孔密度制御をモデルとしたトランスポゾンのDNAメチル化による遺伝子発現制御〜 ○武井 敬仁1,白石 ゆり1,出口 雅也1,菅野 茂夫2,渡邊 雄一郎3,濱田 隆宏1 (1岡山 理科大・理,2産総研・生物プロセス,3東大・院・総合文化)

  • シロイヌナズナ新規微小管付随タンパク質CCMAは微小管のカタストロフを抑制する
  • ○清水大樹1,伊藤瑞季2,武井敬仁2,濱田隆宏1,2(1岡山理大・院・理工,2岡山理大・生 命科学)

  • 苔類ゼニゴケにおける気室形成変異体の表現型解析および原因遺伝子同定
  • ○佐野あやな1,林愛梨2,酒井友希2,石崎公庸2,佐久間洋1,加藤大貴1(1愛媛大・院・ 理工,2神戸大・院・理)

  • コケ植物の規則的葉序を生み出す細胞分裂面制御と細胞壁成長制御
  • ○平島竜也,村岡和広,鎌本直也,藤本仰一,嶋村正樹(広島大・院・統合生命)

  • アサガオの蔓の巻きつきにおけるオーキシン応答の可視化
  • ○寳田悠1,夜舩友咲2,金田剛史1(1愛媛大・院・理工,2農研機構・中日本農研)

  • DELLA-GAF1複合体によるABAとGAのクロストーク機構の解析
  • 小此木 のぞみ, 谷永 悠季, 中林 誠太朗, 高橋 陽介, ○深澤 壽太郎(広島大・院・統合 生命)

  • DELLAと新奇相互作用因子を介した転写活性化機構の解析
  • ○安藤 広記1,野澤 彰2,小迫 英尊3,澤崎 達也2,深澤 壽太郎1 (1広島大・院・統合生 命,2愛媛大・院・PROS,3徳島大・先端酵素研)

  • Functional analysis of genome-edited hybrid line with truncated version of OsGAD1 and OsGAD3 for enhanced multi-stress tolerance in rice.
  • ○Ummey Kulsum, Kazuhito Akama (Grad. Sch. Nat. Sci. & Tech., Shimane Univ.)

  • Deletion of calmodulin-binding domain in OsGAD4 enhances GABA accumulation andstimulates the abiotic stress tolerance in rice seedlings
  • ○Nadia Akter, Kazuhito Akama (Grad. Sch. Nat. Sci. & Tech., Shimane Univ.)

[優秀発表賞(ポスター発表部門)]

  • 三木 葵葉(愛媛大・農)
  • 「植物におけるストレプトマイシン感受性の再評価と選抜マーカーとしての利用」

  • 内田 智尋(愛媛大・理)
  • 「スギナ栄養茎からの発芽・発根を制御する要因の解明 」

  • 藤川 弦音(愛媛大・院・農)
  • 「MLOはオオムギうどんこ病菌侵入時におけるカルシウムイオンの流動に関与するのか」

[優秀発表賞(口頭発表部門)]

  • 大野 奈津美(愛媛大・院・農)
  • 「内在cis-elementへの直接変異導入によるシロイヌナズナFT遺伝子の発現制御メカニズムの解明」

Last-modified: 2024-05-16 21:21:49