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第81回中国四国植物学会大会が，日本動物学会中四国支部および日本生態学会中四国地区会と合同で，2025年5月17日（土）-18日（日）の両日，愛媛大学で開催された（大会ホームページ https://sites.google.com/view/sangakkaiokayama2024）。 参加者は，3学会で計173名であり，中国四国植物学会の参加者は57名であった。 中国四国植物学会関連として，ポスター発表22演題，口頭発表 8演題であり，発表題目と発表者は下記の通りである。事前にエントリーされた演題の中から選ばれたポスター発表4件，口頭発表 1件に対し，優秀発表賞が授与された。 なお，並行して3学会合同の公開シンポジウムならびに高校生による動物・植物・生態の各分野における研究ポスター発表ならびに優秀発表表彰が行われた。
総会においては，井上雅裕先生を議長として進められ，庶務報告として2024年事業報告，2025年事業計画，会員数の状況，日本植物学会代議員報告（嶋村代議員）が行われた。 審議事項として2024年決算，2025年予算，次期大会開催地について，議論が行われた。
なお，2026年の82回大会開催地は鳥取県として，2026年の83回大会の開催候補地は高知県として承認された。また、上中県幹事（深澤庶務幹事が代理）により大会準備状況の報告が行われ、2026年5月16-17日に対面方式で開催予定であることが報告された。 ［ポスター発表］
BP-01 CRISPR/Cas9システムを用いたシロイヌナズナFLC遺伝子のエピゲノム編集の試み○*樫迫 拓海1，平田 峻也2，池田 陽子3，西村 泰介4，小林 括平1，賀屋 秀隆1（1愛媛大・院農，2愛媛大・連合農学，3岡山大・植物研，4長岡技科大・院工）
BP-02 FT 遺伝子はタマネギの鱗茎形成に関与するのか？ 〜葉における一過的な発現系を利用した解析法の検討〜○*伊賀上櫻子1，金田剛史2（1愛媛大・理, 2愛媛大・院・理工）
BP-03 植物の中間径フィラメントモチーフタンパク質IFMoP1 は安定性が低い？ ―IFMoP1-GFP の蛍光強度の改善に向けた試み―○*山本哲平1，金田剛史1(1愛媛大・院・理工）
BP-04 アサガオの蔓の巻き付きの際に形成されるフックについて―その役割とオーキシン応答の局在―○*寳田悠１，金田剛史１（１愛媛大・院・理工）
BP-05 マイクロインジェクション技術を利用したシングルセル細胞死リアルタイムイメージング解析○八丈野孝，岡久真也，小川翔也，小林括平，鮎川侑（愛媛大・院・農）
BP-06 細菌のべん毛タンパク質フラジェリン由来の免疫誘導ペプチドflg22 を切り出す植物プロテアーゼの同定○*松井彩（広島大・院・統合生命）
BP-07 シロイヌナズナに感染する新規うどんこ病菌の分離〇*高橋力，福井奈緒，鮎川侑，小林括平，八丈野孝（愛媛大・院・農）
BP-08 オオムギうどんこ病抵抗性変異体mlo の新規アレルの単離○*長門香澄, Rafael Ulises Cuello Savinon, 小林括平, 鮎川侑, 荒木卓哉, 八丈野孝（愛媛大・院・農）
BP-09 植物上に蓄積された節足動物由来環境DNAのメタバーコーディング解析○*�睫攤民�，原田太郎（岡山大・院・教育）
BP-10 ゼニゴケ生殖細胞形成過程におけるカロース壁の機能○*金口汰樹1，嶋村正樹2（1広島大・理，2広島大・院・統合生命）
BP-11 シロイヌナズナCYP78A5 遺伝子の器官間境界領域における発現制御機構の解析〇*津田宏生1，松嶋直哉1，新町航平2，信澤岳1，草場信1(1広島大・院・統生, 2広島大・理)
BP-12 CaMBD Truncation of OsGAD1 and OsGAD3 Enhances GABA Accumulation and Multi-stress Tolerancein Rice.○*Ummey Kulsum1, Nadia Akter1,2, Kazuhito Akama1 (1 Grad. School of Natural Sci. and Tech.,Shimane Univ., 2 Present addr.: Gen. Resources and Seed Div., Bangladesh Rice Res. Inst.)
BP-13 イネOsGAD1とC末端領域とのスペーサー領域が及ぼす酵素活性の影響について○*中嶋博之1，赤間一仁1, 2 (1島根大院・自然科学研究科, 2島根大・生資)
BP-14 広島県東広島市の絶滅危惧植物ミコシギクの保全に関する基礎研究（予報）○*國井秀剛1，長��涼平2，塩路恒生3,4，清水則雄5，坪田博美6,2,1（1広島大・理，2広島大・院・統合生命，3広島大・技セ，4広島大・瀬戸内CN セ・宮島・東広島植物園，5広島大・総合博物館，6広島大・瀬戸内CNセ・宮島）__
BP-15 広島大学東広島キャンパスにおける自然共生サイトの再生に関する基礎研究（予報）○*中村 創１，小山克輝１，弘松瑶希１，大河夢叶2，國井秀剛2，盛 澤鵬１，ファン=クイン=チ1，内田慎二3，平井元春4，塩路恒生3・5，清水則雄6，坪田博美1・7（１広島大学・院・統合生命，2広島大学・理， 3広島大・技セ，4広島大・施設部，5広島大・瀬戸内CNセ・宮島・東広島植物園，6広島大・総合博物館，7広島大学・瀬戸内CNセ・宮島）
BP-16 広島県宮島における草本層の除去が樹木苗の生育に及ぼす影響に関する予備的研究○*ファン＝クイン＝チ1，小山克輝1，中村創1，長��涼平1，弘松瑶希1，中原-坪田美保2，小宅由似3，坪田博美1,2(1広島大・院・統合生命，2広島大・瀬戸内CNセ・宮島, 3香川大・創造工）
BP-17 太田川放水路で生育が確認されたハマボウの葉緑体ゲノム(予報)○大河夢叶1，國井秀剛1，長崎涼平2，ファン=クイン=チ2，坪田博美3,2（1広島大・理，2広島大・院・統合生命，3広島大・瀬戸内CNセ・宮島）
BP-18 日本産ヒジキゴケ（ヒジキゴケ科）の再検討（予報）○*弘松瑶希1・井上侑哉2,3・坪田博美1,4（1広島大・院・統合生命，2科博・植物，3服部植物研，4広島大学・瀬戸内CNセ・宮島）
BP-19 シロイヌナズナにおける非生物学ストレス応答性脂質代謝遺伝子群の同定○*川口拓真，加藤大貴, 佐久間洋（愛媛大・院・理工）
BP-20 3 次元定量数理モデルを用いた体積非対称な細胞分裂の幾何学ルールの解明〇*長田昂1，中村聡汰2，鎌本直也1，松下勝義1，王越2，植田美那子2，木全祐資2，藤本仰一1（1広島大・院・統合生命，2東北大・院・生命科学）
BP-21 ゼニゴケの栄養繁殖におけるMpERF14転写因子の機能解析〇�盒� 剛1，山屋 沙織2，平川 有宇樹1(1広島大学・院・統合生命，2学習院大・院・自然科学)
BP-22 ムギ類植物から単離した内生菌アグロバクテリア菌株が生産する植物ホルモンの分析〇鈴木克周1，力石和英2，池田陽子2（1広島大・院理/ゲノム編集センター，2岡山大・資源植物科学 研）
BO-01 シロイヌナズナ，ゼニゴケ，イネの形質転換において薬剤耐性マーカーとしてのSmR遺伝子利用の検討〇*三木葵葉1，池田陽子2，秋山樹菜1，島谷真奈1，石川歩3，小林括平1，西浜竜一3，賀屋 秀隆1（1愛媛大・農，2岡山大学・資源研，3東京理科大・創域理工・生命生物）
BO-02 Nicotiana benthamiana においてフロリゲンとして機能するFT 遺伝子の単離に向けて◯*古川成雪1，黒谷賢一2, 小林括平1, 野田口理孝3, 賀屋秀隆1 (1愛媛大・院・農，2名古 屋大・生物センター, 3京都大・院・理）
BO-03 新奇相互作用因子を介したDELLAによる転写活性化機構の解析○*安藤 広記1, 野澤 彰2, 小迫 英尊3, 澤崎 達也2, 深澤 壽太郎1（1広島大院・統合生命,2愛媛大・PROS, 3徳島大・先端酵素研）
BO-04 DELLA と相互作用する概日時計因子の機能解析〇*山下洋人1，安藤広記1，野澤彰2，小迫英尊3，澤崎達也2，深澤壽太郎1（1広島大・院・統合生命, 2愛媛大・院・PROS, 3徳島大・先端酵素研）
BO-05 シロイヌナズナ高次倍数体における成長抑制と遺伝子発現変動の関連について○*菊池涼夏1，岩元明敏2（1山口大・院・創成科学，2神奈川大・理）
BO-06 スギナ栄養茎を用いた形質転換法の開発○*内田智尋1，佐久間洋1，加藤大貴1 (1愛媛大・院・理工）
BO-07 苔類ゼニゴケにおける気室形成制御遺伝子の機能解析○*佐野あやな１，林愛理２，酒井友希３，石崎公庸３，佐久間洋１，加藤大貴１（１愛媛大・院・理工, ２神戸大・理, ３神戸大・院・理）
BO-08 セン類の頂端細胞中のオルガネラ分布の解析平島竜也，鎌本直也，藤本仰一，○嶋村正樹（広島大・院・統合生命） （○発表者，*発表賞エントリー者） |
